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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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東寺町家仕上げ工事

ご無沙汰しています。学校は春休みになり、東寺も桜咲き、
ほっと一息…と思いきや、この学校はなぜか休みのほうが忙しいのが常。
二年生は卒展の準備にも追われながら工事に来てくれていて、
一年生も西壁の工事に参戦、
卒業生までひっぱりだして、仕上げの内装工事をしています~!

RIMG0145.JPG

一年生は壁作り中。洗面所は床板を張って、点検口を作っているところです。

RIMG1667.JPG

壁も塗ります♪床板も腰板も張ります♪庭側の仕上げはほぼ完成。

RIMG1252.JPG 雨漏りでこんなにボロボロだった天井も…

こんなにきれいに直りました♪(右端下写真)
J君は天井裏で、埃とねずみのふんと格闘…、
フードをかぶって完全防備していましたが、鼻の周り真っ黒でねずみ男みたいでした。
この補修に使った天井板は、学校の近くの町家が解体中に頂いてきたものです…な~む~
キッチンも卒業生Y本君&K城君ふたりがきれいに張り切ってくれました!

RIMG0386.JPG

そろそろご近所の方が覗いていかはっても「まだまだやね~!」と言われずに
「もうちょっとやね~!」と言ってもらえると良いのですが…♪

お施主さんのキョースマでの連載も終わり、
連載中に工事が終わらないという恥ずかしい感じになってしまいましたが、笑
それはそれ、もうちょっとです。
仕上げ工事が毎回変化があって見た目に楽しいところ。
続きはブログで連載しはるみたいなので、楽しみにしてます!

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見学中にて

RIMG0107.JPG今日は見学に韓国から女性4人が来られました。

よしやまち校舎が海外のガイドブックに載っているらしく
海外からのお客さんもよく来られます。

いつも案内する時は日本の伝統的な家の説明をして
その方の国の伝統的な家はどんなのですかと聞きながら、
押入の中の箱階段があるのを見せてわぁ~っと驚いた顔をされるのが楽しいのですが
今日のお客さんはすこし違いました。

「わぁ~なつかしい~」

え?今なんですと?
そういえばさっきからふすまや畳を見てはしゃいでおられます。
聞けば彼女達は釜山出身の方なのですが、幼い頃は日本風の家に住んでおられたそうです。

日本の植民地だったころ建てられた1910年築の日本家屋だそうです。
そこにはやっぱり舞良戸の押入れに階段があって、
二階には畳の部屋があり、床の間もあったとか。
そしてこんな事をきかれました。
「タタミっていっぱい虫がわきませんか?」
床下は寒いので虫もそんなに寄り付きませんよと答えると、
何か納得された様子で
「韓国では床下にオンドルが入っているのでタタミに虫がわいて大変でした」だそうです!

う~ん、おもしろいですね。
色々な方がよしやまちの見学に来られますが
いつもこちらが勉強させてもらっている感じです!

島原ライトアップ

ご報告が遅くなってしまいましたが
先月の終わりにonozomi.comという京都の面白い情報ページにて
京都銭湯部を紹介していただきました!
ここで見れます→http://www.onozomi.com/knews/2009/01/post-82.php
他にもこのサイトは面白いところに目を付けてるので覗いてみてください♪

RIMG0071.JPG


先日、前から気になっていた島原のライトアップ、やっと見れました。
この照明は織物に使うプログラムが入った「紋紙」という紙で出来ているそうです。
まだ明るかったので日暮れるまで島原大門横の「ギャラリーのざわさん」でのんびり。
そこでライトアップの実行委員をしている学生さんとお話して、
すごくしっかりされていて、色々な思いがあって、ああ、すばらしいな~と思いました。
銭湯部の取材をしてくださったonozomi.comの方も、私と変わらない年で自分の意見をしっかり持っておられたし、
若い人が熱い想いを持っているって、すごく嬉しい気分になります。
(わたし、すでにおばあちゃんみたい・・・)
日本は捨てたもんじゃない!って、勇気がでますよね!

RIMG0085.JPG

ひっそりとした島原に、灯りがともりだしています・・・

銭湯コレクション2009続報!

学生団体ENによる銭湯イベントの詳細が決定しましたのでお知らせします!



日時 2009 年3月13 日(金)→3月26 日(木)
会場 さらさ西陣・京都市内の銭湯各所

3月15日、銭湯を改修したカフェ、さらさ西陣での「なぜ京都で働くのか」を問う熱いトーク風呂から始まり、
日ごろのもじもじを脱ぎ捨てた脱衣場でのメッセージ写真展、
目の前の人と語り合える入浴後の無料試飲会など、
開催期間中は銭湯に入った事のない方も、普段使いの方も楽しめるイベントが盛りだくさんです!

銭湯を知らない子供達・・・一歩踏み出すチャンスです♪
学生の、学生による学生のための企画ですが
社会人でもご近所の方でも銭湯を愛する方はどうぞ先輩面してご参加ください!

詳しくはhttp://kyoto-en.com/(学生団体ENのHP)を!
ただいま写真展のメッセージを募集しています!

銭湯部も新しい銭湯マップを桶に詰め込み参加します!

銭湯部ラジオ出演!

RIMG.JPGな、なんとこの週末京都銭湯部、ラジオで喋ってきました。

お招きいただいたのはKBSの「われら夢の途中」という番組の1コーナー。
懐かしさと新しさをブレンドしたノスタルジックな話題をお届けする中高年向きの番組らしい。
うーむ、やはり銭湯は中高年のものなのだろうか…。

もともと口下手の銭湯部部長、
台本にびっしり喋ろうと思う内容をメモ、メモ・・・
しかし容赦なく生放送の時間が来て
アナウンサーの方に「京都銭湯部ってなんですか?」
えーっと、あの、その・・・

とにかく間をあけないよう一生懸命喋りましたが、頭真っ白でおぼえていません。
直前に副部長と「オバマ式にキーワードを繰り返さねば!」とか言っていたのもどこへやら。
喋ってたのは15分くらいでしょうか。
町家の保存についても聞いてくださり、夢なんかについても聞いてもらえました。
う~む、喋る練習をしに来たような日でした。イエス、ウィーキャン。

銭湯部出演終了、かかった曲はもちろん!

「ではかぐや姫で『神田川』、お聴きください。」

京都学生銭湯キャンペーン

RIMG122.JPG昨日、よしやまち校舎に二人の若者が訪ねてきてくれました。

彼らの名前は「京都学生団体EN」。
京都の大学、京大・同大・立命大・成安造形大・龍谷大などの学生15人からなる学生団体だそうで、学生の力でなんか「まち」を動かそう!という想いをもっているらしい。

そんな彼らの第一歩のテーマが「銭湯」。
学生の力で銭湯をおもしろくしようってことで
イベントを企画して
町の銭湯に営業しに行っていたら
お風呂屋さんから銭湯部ってのがいるよと
教えてもらったそう。
う~ん、これも何かの縁!
一緒になんかおもしろいことやりましょう!となりました。

銭湯イベントは今年3月頃の予定です!
銭湯部も力いっぱいがんばります!!

今後は銭湯だけではなく、まち全体でどんどん活動したいとのことなので
前々から思っていた学生が学生マンションに住むんじゃなくて、町家や空き家に住んでいく、
もしくは学生長屋を作りたい!という話もしました。

私達も、銭湯も町家も、京都のまちをどうにかするには絶対に学生の力は必要だと思っていたので
絶妙なタイミングで繋がったなぁ~と思いました。
京都は学生の町。頭がやわらかく、何でもおもしろがり、エネルギーがありあまっている。
学生というだけで町の人になんか信用されるのは京都の学生の特権です。

そして是非うちの学校の生徒も参加してほしいなぁと思います。
他の学校との交流、なかなか出来ないし、すごくいい経験になるんじゃないでしょうか。
京都には14万人の学生がいるのに、自分の周りにいる人だけの世界にいたらもったいない!
同年代でも、こんな人たちがいるんやって、どんどんいい刺激をもらってほしいです。

初釜に思う「身土不二」

DSCN5311.JPG

日曜日に今年度お茶部の初釜が無事終了し、ほっとしています。
当日の様子はニュースレターをご覧下さい。

さて、今回のテーマは「身土不二」でした。
仏教の言葉で、「人と土は切り離す事ができない」という言葉です。
そしてこの花びら餅を作った仙太郎菓子司さんの社念にもなっています。
ご挨拶でもお話したのですが、今年この言葉に出会ってすごく納得がいったように思います。

自分の身の回りの旬なものを食べるのが体にも一番美味しい。
寒い地方には体を暖かく保つ作物が。暑い夏には体を涼しく保つ作物が。
自然は体に一番最適な物を提供してくれます。

これは建築(暮らし)にもいえることで、
その土地の木で小屋を作り、湧いた水で顔を洗い、裏庭で野菜と草花を採って生け、ご飯を食べる。
自分の手の届く範囲のもので生活していくというのは、地球上で最高に美味しく贅沢な事なんでしょう。

私は人付き合いが割りと苦手で、人に頼ったり、迷惑をかけるのがすごくめんどくさく、
自分で始められることで、自分で終われることにすごくあこがれます。笑

だから自分で処理できないものを使う事にためらいを持つようになってきました。
それで単純に扱いやすい自然素材が好きなのかもしれません。
庭の土に還せないプラッチックのゴミや新建材はめんどくさいんです。

人間や自然にとって土は逃げ場でもあると思います。
庭や土間のない家はゴミを生み出し、
土や石でなくなった道路や川は水が染みこまず汚れたまま溢れさせる。

自分で始められて、自分で処理できる、自分の身の丈に合った、手の届くもので生活する。
それが私の「身土不二」かなぁと思います。

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