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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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ブロンドの木!

水屋を作るために仕入れた杉の一枚板、
ほとんど赤身で、とても良い木だなぁと思っていたんですが、
カンナをかけると、さらにびっくり、きらきら輝きはじめました。
よく炭を繊維なりに縦に割ったらきらきらしますよね?そんな感じです。

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この木は元々神社のご神木で、雷に打たれて倒された木なんだそうな。
木目が詰まっていて、光る流星か魚の抽象画みたいで、見ていて飽きません。

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とろけそう~。
目の前にブロンドの貴婦人が現れたようで、どきどきしちゃいました。
こんな木に巡り合えるなんて、この仕事に本当に感謝です。
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錦市場うろうろ

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P9177972.jpg 錦市場観察中。

平成の京町家

京都市の事業「平成の京町家」を考える勉強会に参加しました。

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何が町家で、何が町家でないか。
そのボーダーを引くのは本当に難しいのですが、
町に建築するという敷地や条件の制限は重要なことだと思います。

私が町家の何が優れていて、何が好きかというと、
とにかく「素材」に尽きます。
土に帰る自然素材を使って、ここまでの空間が出来る驚き。
家の柱も、家具も、お箸も、全部同じ「木」から出来ているって、よく考えると不思議だなーって思うんです。
それは工夫があってこそのもの。
原始的な素材から、ものを形作っていくというのは
建築の根っこ、人間の根っこにある喜びだと思います。

二次的な新建材を使った現代の家に
魅力を感じないのはそのせいなのかなぁと思ってしまいますね。
とにかく京都は環境都市として、
土に還る素材の使用を建築業界に推奨して、
建築業界が大量に出している建物の解体ゴミ(産業廃棄物)を出さない街を目指してほしい。
それが世界に誇れる京都のアイデンティティになる!と思っています。

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備忘録

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夏も終わりますね。昨日は涼しくって、寒いくらいでした。

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食堂の現場のレジカウンター、間仕切り棚が完成。
前島さんにお願いしていた鉄脚のカウンタースツール4脚も到着。
届けにきてくれはった前島さん、それとなの谷村さんが勢揃いで嬉しい日になりました。

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ふろぶろ

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今日は久しぶりに銭湯関係の取材でした。
番台のお手伝いを共にするアーリーと、錦市場の錦湯さんと伏見区の宝湯さんへ。

アナウンサーは網さん。一緒に銭湯を巡るゲストは島崎和歌子さん。とってもお綺麗な方でした!
なんだかとにかく緊張してしまって部長、しどろもどろ・・・。
伝えたい事がうまく伝わったかなぁと反省の多い一日でした。

9月15日のNHK総合「あさイチ」という番組で放送みたいです。
(テレビが無いので見れませんが・・・)

いつもながら錦湯の長谷川さん、宝湯のハツネさんのいつもどおりのお人柄にほっこり。
どちらも本当にすばらしいお風呂やさんなのですが、
男の城!って感じの渋い錦湯の和の脱衣場と、
真っ白に磨かれた洋館建築の女性らしい宝湯の脱衣場。
番台のお二人の個性を現しているようでこれも面白いです。

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風呂屋の天井を見上げながらのんびりさせてもらいました。

明日は「銭湯後継会」なるものに参加してきます!

実感!

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最近腰痛のため姿勢矯正中のよしだです。

今日は木材屋さんと製材所へ。
水屋に使用する一枚板を割って、薄板に加工してもらいました。

厚み8センチ程ある一枚板。ちょっともったいない気もしますが・・・

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ブイーン!

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あっという間に削られ、真っ二つに!
(機械の力はすごい・・・)

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きれいな赤身の木目が出てきました。
なんとなく、魚や肉の切身を彷彿とさせる・・・

と、考えていると、
「こんなところを施主さんに見てもらったら喜ばはるやろなー」
と木材屋さん。

「最近は木材も既製品や加工品が多くって、製品になってしまうと
ついついもともと山に生えていた木だったってことを忘れてしまうよなぁ。」

魚や肉の切り身のパックと同じだなぁ。
最近の子供は海に切り身が泳いでると思っている子もいるらしいし。

生き物であることの実感。

こういう製材の現場に来てもらって、一本の木が自分の家の柱や家具になっていくのを見てもらえたら
ますます愛着を持ってもらえるだろうなぁ♪

作り出したものって、自分の子供のようなもので、
納めたときは本当に娘を嫁に出すような気分・・・

せっかく1本の木として生まれてきて、
なんでかうちの元に巡ってきた木材には
その木材に合ったものや場所や形になってもらって
幸せな人の元へ行って、幸せな道を歩んでほしいなぁ。
そんなものづくりをし続けたいものです。

あれこれ準備

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今日はあれやこれやと製作中のレジカウンターに使う材料の買出しをしていました。
道中、ちょっとおしゃれなアンティーク家具屋さんがあったので
食堂に使う椅子が売ってないかと入ったところ、
愛想の良い店員さんが声を掛けてくれはったので聞こうと思ったら・・・

どこかで見た顔・・・

わぁー、学校時代の後輩やん!

聞くと、今は店長になって外国に買い付け等も行っているんだとか。
まぁ、立派になって…と感激しつつ、
工房など色々案内してもらい家具の相談に乗ってもらったり。
持つべきものは有能な後輩やね~

この日は前から行きたかったご近所のジャンク系の素敵ショップにも行くことが出来て
店長さんとまったりおしゃべりをし、世界が広がった良い一日でした。

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レジカウンターの天板に使うのは
三重の解体される建物からもらってきたケヤキの床板です。
板自体厚みが斜めになっていて使うのがとても難しい材料なんですが
今作ってもらっている途中のものを見ると、いい感じに仕上がってきています!

いつも私は無理難題の材料を集めてくるのでむちゃくちゃなお願いをしてしまっていますが
このあたりの納め方は作ってくれている人の感性が良く出ていて
いつも想像以上に面白いことになります。
出来上がりをお楽しみに!

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