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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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夏の終わり

この週末、本校では親と子の土壁教室が行われました!
よしやまち校舎にも、子供達がたくさん!障子に穴あけちゃダメよ~(笑)
子供達がトットットと元気に座敷を駆け回る音、久しぶりに聞きました。
いいもんですね。

そして町中ではあちこちで子供のお祭り、地蔵盆が・・・。
P8220118.jpg 家と空き地で

P8220117.jpg 通りや路地で

P8220116.jpg 公園で

P8220119.jpg お寺さんで

他にもビルやマンションの一階駐車場を使ったり、
昔ながらに町家の格子をはずして飾り付けしたり、
百町百様?の地蔵盆でした。

そして夕方からは学生達が木工合宿している京北町小塩へ。
今日はここもお祭りの日。
稲穂がぎっしりの山の田んぼ道にゆらゆら灯りがともっています。

P8220237.jpg

P8220230.jpg

P8220224.jpg

松上げの神事が行われました。
女人禁制のお祭りで例年こんな近くでは見れないのですが、
今年は京都市から団体バスのツアーが来ていたせいか
奥のほうまで道が出来ていました。
炎に照らされて田んぼの中にいくつも人影が浮かび上がり、シュールです。
火の粉が紺色の空高く舞い上がり、金の粉のように美しいです。
やはり、火の持つ原始の魅力はすごいですね。
火の神様に今年も山火事など起きぬよう、山仕事の安全を祈ります。

すっかり涼しくなりました。
トンボが飛んで秋の気配。今年の夏は短かったですね。
さぁ、明日から学校が始まります!インフルエンザに負けず元気にいきましょう~!

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お盆明け

学校はまだまだ夏休みです。暑い日続きますね~。
家の中でも熱中症になってしまうそうなので気をつけてくださいね。

さて、お盆が明けた京都の町にあらわれるコレ、なんだかわかりますか~??

P8180043.jpg


そう!地蔵盆のプログラムです!!
この時期、町中のあちこちで見られます。
町内会長さんとかが書かれているのでしょうか、達筆です。数珠まわしの絵もありますね。

P8180038.jpg P8180033.jpg

こちらも絵入り。しかも結構上手いです・・・。
町内ごとに工夫が凝らされています。
プログラムも隣の町内と競い合っていたりして・・・
地蔵盆は子供のお祭りですが、夜には「足洗い」といわれる大人のお楽しみもあります。
ぜひ、町歩きする際は今の時期しか見られないこんな風景にも注目してみてくださいね~!

行ってきました水族館

RIMG1396.jpg興味があったので行ってきました。
29日に行われた梅小路公園の水族館計画の説明会。

京都市・オリックス・JR西日本揃っての正式な地元・市民向けの初の説明会です。夕方から梅小路小学校の体育館に人が集まる集まる、450人ほどの席が満杯になりました。

そもそもなんで京都に水族館なのか?

私は別に水族館自体に反対ではないし、地元滋賀の琵琶湖博物館は、大好きだし、誇りに思っています。
それは琵琶湖の魚たちの事を知る事ができ、博物館自体も琵琶湖の環境づくりを常に研究しているから。
沖縄のちゅらうみ水族館だって沖縄独自の生態系を見せている。
でも京都に出来る水族館は鴨川の水環境とまったく関係ない。なのに「古くから水の豊かな町京都と、水と海の水族館は親和性が高い計画と言えます」って説明はおかしいでしょ。
遠方から捕獲してきたイルカやラッコがいるような水族館ってもう時代遅れじゃないだろうか。もっと身近な生物の生態に目を向けて欲しい。環境都市とか言ってる京都で水族館なんて、恥ずかしい。

市から説明も無いままなんか水族館が出来る計画が進んでいるらしい・・・。きっと皆もやもやした気持ちの人が多かったんではないかと思います。
三者からの一時間ほどの企画概要説明の後、一時間ほど質疑応答の時間がとられ、私もなんか言ったろうと思って行ったのですが、もうマイクがまわりきらないほどの声、声!特に地元の人から熱い声があがっていました。

その多くは疑問・反対の声。
「東寺や西本願寺、七条商店街や中央卸市場とも連携して地域を活性化させたいというが、シャトルバスで水族館に乗り付けた人が七条商店街に行くのか?市場は小売はしてないが何を活性化させる気なのか?」

「小学校横が玄関口になるが、年間何万人も他県から人が来る計画で子供達の登下校の安全は考えているのか?」

「予定地はずっと空き地で放置され、鳥や虫が生息するなどやっと自然に戻りつつある。公園にサーカスが来るだけで2年渡り鳥が来なくなる。市は緑を増やしたいと言いながら緑を減らす計画にするのはなぜか、そのまま子供達に開放するのが一番良いのでは」

などなど・・・

賛成意見の方も声をあげていて、
「これが市民全体の意見と思わないでほしい。私の周りの子供達はみんな楽しみだと言っている。子供の意見も聞いてほしい」とおっしゃっていました。

しかし、そりゃ子供は楽しいものは欲しいって言うでしょう。
子供が欲しがってるからあげるって、それじゃダメです。
それが良いものか悪いものか判断するのが大人の役割じゃないの。
100年後、子供達に残したい京都を作るのが私達の仕事なのでは。
水族館経営がうまく行かなかったら更地に戻します、なんて言っててどうするねん。
また壊したらどれだけのゴミが出るか。
京都は何を目指してるの?英断をお願いしたい。

ふろいこか~

先日7月20日に、錦湯での銭湯イベント「ふろいこか~」が無事盛況に終了致しました。

たくさんの方にご来場いただき、またお手伝いいただき本当にありがとうございました。
銭湯を愛する多くの人達、学生さん、銭湯の釜屋さん、
「新聞で見て楽しみにしてたんや」といって来てくださったおじいちゃんたち、
銭湯マニアから一般人まで一同に会し、笑いあり涙あり、本当にあたたかなイベントになりました。

9dbde42d.jpeg 9c9e61ed.jpeg

来られなかった方にプログラムを紹介すると
・「大阪VS京都銭湯対決」や、
・なかなか写真には撮れない銭湯のおもしろ入浴風景「まんがで見る風呂屋のふしぎ風景」
・番台のおっちゃんが語る「錦湯のヒミツ」
・銭湯達人のオススメ銭湯「この一湯に行け!」
・解体された文化財銭湯の顛末「美章園温泉の思い出」
・「銭湯のれんオークション」など
モリモリ盛りだくさんの内容でした!

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私達京都銭湯部は錦湯常連のアメリカ人ジョンソンさんと一緒に、
「風呂無し物件のススメ」というのをさせていただきました。
京都に千年続く風呂無し住宅=「町家」と銭湯(平安時代から存在している)との関わり、
なぜ京都の町家には風呂が無いのか、
現代も実際に風呂無し住宅に住んでいる3人の意見、(住まいの間取り・銭湯生活の魅力紹介)
などゆる~くパワーポイントを使って発表しました。
途中でジョンソンさんが熱く語りだしてくれたのも嬉しかったです。

465f261a.jpg 「銭湯は京都とつながる場所。」

2時間ちょいのイベントの予定が、3時間半に及んでしまい、
脱衣場でキツキツの座席だったにもかかわらず
アンケートでは皆さん満足度で高い評価をいただきました。ありがとうございました。
楽しんでいただけたなら実行委員会としてはもう、ただ良かったなと。

終了後観客として来られていた奈良大学の卜部先生&ゼミ生たちと少しお話し、
現代社会には「物を所有する」という最大の欲があるが、それで手に入れたものは貧しくなる。
風呂無し住宅のようにあえて風呂を「共有」することで豊かなものになるというのはおもしろいという意見を頂きました。
家も、別荘も、車も同じであると。
色々考えされられました。 
 
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今回のイベントを通じてなにより私が嬉しかった事は
たくさんのおもろい大人たちと出会えたことです。
世の中こんな人達がおるんやな~と。
本当に良い人達でした。
自分達はまだまだ若造やなとも思いましたし、
大人になったらこんな事が出来るのか!とも思いました。
自分もこんな風な大人達になりたいと思いました。
最近おもしろい大人達に会う率が高いです!
大人がおもしろいと、未来は明るいと思います。

今回このイベントに集まってくださった人々は
ただ銭湯が好きという思いだけで動いた人々。
この思いを銭湯経営者や世の中に伝えたい、
これは愛のおしくらまんじゅう(by松本康治)

熱風!お茶会

RIMG1189.jpgいや~ちかごろ暑いですね!夏本番ですね。
これから一ヶ月これが続くと思うと・・・むんむん。
みなさん水分をたくさん取って、熱中症にならないようにしてくださいね!

よしやまち校舎の朝顔も今年は葉っぱが大きく育ち
花が咲いてきました!
私の知らないところで
お散歩途中の方やご近所さんにも
可愛がってもらっているようです(笑)
前を通る人の目を少しでも楽しませているのなら
本当にうれしい事です。

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昨日はよしや町校舎では夏休み前の最後のお茶部練習日でした。
お茶部が練習している町家の2階はとっても暑いんです!
そこで、今回は少しでも涼しさを感じようと
氷出しのお点前をしました。
今日は城市先生がおられないのをいい事に
絞り茶巾や葉蓋など、無茶苦茶しました(笑)

青の陶器ばかりつかい、見た目にも大変涼しげな茶会となりましたよ♪
でも準備に必死で、写真は撮れず・・・
先生が持ってきてくださったお菓子だけはパシャリ!

RIMG1194.jpg

どうですか~♪とっても良い匂いがするんです!本当に美味しかったです♪
焼印を見ても分かるように、今日から宵々々山が始まった祇園祭のお菓子、
緑庵さんの「祇園会」です。
器は以前町家改修の時に「学生さんで使って」と頂いた竹の絵の菓子皿です。
夏限定のお皿ですから、今日しかない!と思って使いました。

氷水で点てるお茶はゴクゴク飲めますね。
でも部員いわく「やっぱりお茶は熱いのが一番!」
だそうです。

紫陽花茶会顛末記

さて、やってきました!お茶会本番!
3時ごろから集まりだした部員達は掃除に準備に大忙し!
当日になって「これ、障子無くしたら気持ちいいんちゃう?」「はずす?」
はずしたら今度はガラス窓が気になりだし・・・「窓拭くか!」
さながらよしやまち校舎はお寺の修行のような風景に・・・。

そこへ現れたのは和尚さんと若旦那・・・ではなく、今回亭主を務めるK君、I君です!
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さぁ、準備も練習も終わり、あとはお客さまを待つばかり・・・。

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日も暮れてまいりまして、お客さまの到着です。
例年お馴染みのスタン・ラッセル先生率いるアメリカの南フロリダ大学の建築学生さん達ご一行です。
さっきまでわーわー言ってたお茶部員達、あわてて全員配置につきます。
まずは、掘りごたつの間で、ご挨拶と簡単なお茶の飲み方レクチャーです。
頑として日本語の私に代わって、1年生の台湾からの留学生ROくんが英語に通訳してくれます。(ありがたや~)
これ、通じましたか~???

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2階へ移動し、実際にお菓子と抹茶を頂きます。

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本日のお菓子は笹の葉に包まれて、餡を葛でくるんである見た目にも涼やかな「笹の露」です。
みなさんきちんと正座をして、「オテマエチョウダイイタシマス」(手のひらにメモしている方も!笑)
ほの暗い和の空間の中、普段とは違う静寂の時が流れます・・・。
お客さん以上に緊張しているのは、亭主の方でしょうね・・・。
(しかしI君いわく間違えずに出来たそうです!)

5.JPGその頃、裏の点出し班は素晴らしい技術で黙々と茶を点てるのであった・・・。

お茶席が終わるとなごやかムードで交流が始まりました。
お互いの学校の事、どんな事を習っているのか、京都の建物ってどうですか??などなど・・・
「日本の建物は、あらゆるところも細部までこだわっていて気を抜いてないところがすごいと思う」
「現在の新しい住まいにも(畳とか)伝統のものをいれるのがおもしろい」・・・

いつのまにか、台湾留学生二人はすっかりノリノリで仲良しになっています。さすがや・・・
やさしいスタン先生は女の子に大人気!そしてこの身長差がすごい!
6.JPG

彼らは1ヶ月ほど日本に滞在し勉強するそうですが、
このお茶会、この出会いが良い思い出になれば嬉しいです!
私達も準備に本番にとても楽しく、良い経験になりました!
ご指導くださった城市先生、部員の皆、お疲れ様でした~!

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さてさて、お客さまたちをお見送りし、部員達はほっとした表情。

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城市先生に点てて頂いたお茶を飲みながら、美味しいお菓子を食べるのであった♪
ちゃんちゃん♪

お茶部6月練習風景

6月のお茶部は、ひょんなことから舞いこんだアメリカからのお客さまに向けてのお茶会。
それに向けて猛特訓!という事でスタートしました。

RIMG0704.jpg 亭主は伝建科の I くんと、一年Kくんに決定!

RIMG0705.jpg 残りメンバーは半東、お運び、点て出しに。

役割は決まりましたが、皆お茶部に入って初めてのお茶会。
お茶会に行ったことも無いのにおもてなしすることができるんでしょうか~!

RIMG0841.jpgRIMG0837.jpg

まぁ、とりあえず一服・・・

by城市先生






お茶会は2週間後!部活以外の日も、自主練習でがんばるぞ~!

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