6月24日の日曜日、通訳ガイドさんの団体(NPO法人GICSS研究会・本部東京)をお迎えして、よしやまち町家校舎で町家見学・講演会を行いました。
あいにくの大雨だったのですが、皆さま定刻にお見えになりました。
前半に佐野先生による講演と、吉田れなさんによる各時代の町家のすがたについての説明があり、後半に二階で大寄せのお薄茶席をわがお茶部で催しました!
この日は雨の風情を馳走にと、障子もガラス戸もすべて取り払って大きく開いた設えに。いつもと違う広々としたお座敷になりました。この頃から雨足が高くなり、ちょっと賑やかになってしまいましたが、32名のお客さまをお迎えしながらも、暑苦しい感じがなく、時折の心地よい風がよかったです。お菓子は鶴屋吉信の「夏うごく」と「水ぼたん」という涼しげな2種を、お花は理事長に頂いた甲虫の花入に、さっぱりと南天の枝を掛け、お床にはカワセミの絵、亭主とお運びの学生たちは浴衣すがたと、すべて夏の装いとしました。
皆、まだ慣れない動きの中でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしています。
最後にお茶部一同で挨拶いたしました折に、皆さんから温かい拍手をいただき、とても嬉しく思いました。
ありがとうございました!
(お茶部部長 荒井優太)
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