先日京都銭湯部の記事を京都新聞に載せていただきまして、
いろいろな方から「見たよ~」とか、
「マップちょうだい!」と言われて嬉しく思っています。
そんななか、新聞を見た京都の老舗工務店さんから、
「毎日廃材が出て燃やしているんやけど、もったいないから薪で焚いてはるお風呂屋さんで使ってもらえないか」
というご相談のお電話が。
京都でも少なくなってきた薪焚きのお風呂屋さん、
毎日の薪を集めるのも大変な仕事と聞いています。
京都銭湯部、お役に立てることならなんでもします!
というわけで、急いで薪焚きの銭湯を調べ、伝えました。
・大黒湯(左京区)
・宮の湯(左京区)
・五色湯(中京区)
・大宮湯(上京区)
・京極湯(上京区)
・亀の湯(上京区)
・稲住湯(下京区)
・笠の湯(上京区/重油兼用)
・松葉湯(上京区)
・長者湯(上京区)
・雲母湯(左京区)
私が調べた限りでは京都府下の薪焚き銭湯はこれだけ・・・。
(急いだので間違いありましたらご指摘ください)
工務店さんは各お風呂屋さんに連絡とってみますー、とおっしゃって、
後日ご丁寧に報告のお電話を下さいました。
連絡ついたお風呂屋さんで薪を使ってらっしゃるのが5件ほどあったこと、
その中で木材を取りに来れる状況であるのが1件あり、
ちょうどたくさん廃材が欲しかったということで、
そのお風呂屋さんに今後木材を取りに来てもらうことになったとのことでした。
お風呂を薪で沸かし続けるというのは本当に大変な重労働だと思います。
それでも薪でされているお風呂屋さんはこだわりを持ってらっしゃるんでしょうね。
薪で焚いたお風呂はお湯がやわらかくてあたたまり方がじわ~っと違うそうです!
ぜひぜひ、そのへんも注目してお風呂屋さんに行ってみてください!
昔は建築関係で出た廃材をお風呂屋さんで燃やし、その灰をまた農業関係で畑にまいて使うというサイクルがあったというのを聞きました。
自然が作った物は土に返せばけしてゴミにならないのに、
わざわざゴミ袋に入れて「ゴミ」を出している現代人っておかしいですね。
ものの役目というのは頭を使えばいつまでも終わらないもの。
何気ない毎日の買い物、掃除、お風呂…賢く考えていきたいものです。
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