京都市の事業「平成の京町家」を考える勉強会に参加しました。
何が町家で、何が町家でないか。
そのボーダーを引くのは本当に難しいのですが、
町に建築するという敷地や条件の制限は重要なことだと思います。
私が町家の何が優れていて、何が好きかというと、
とにかく「素材」に尽きます。
土に帰る自然素材を使って、ここまでの空間が出来る驚き。
家の柱も、家具も、お箸も、全部同じ「木」から出来ているって、よく考えると不思議だなーって思うんです。
それは工夫があってこそのもの。
原始的な素材から、ものを形作っていくというのは
建築の根っこ、人間の根っこにある喜びだと思います。
二次的な新建材を使った現代の家に
魅力を感じないのはそのせいなのかなぁと思ってしまいますね。
とにかく京都は環境都市として、
土に還る素材の使用を建築業界に推奨して、
建築業界が大量に出している建物の解体ゴミ(産業廃棄物)を出さない街を目指してほしい。
それが世界に誇れる京都のアイデンティティになる!と思っています。
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