作業に追われてなかなか東寺町家改修の報告ができていませんでした。
どうなったの?と思われている方も多いかと・・・。
年末までに引越し!を目標にセルフビルドで頑張っていたのですが、
週に一回の学生作業ペースではなかなかそうもいきません。
それでも平日来られる日は頑張って、ようやくここまで来ることができました。
詳しくは淡交社より出ている
「キョースマ!」という雑誌に連載されています。
良かったら手にとって見てください。
とにかく難航したのが新しいお風呂作り。
途中天井を剥がしてやり直したり、モルタル作業が終わらず二日連続朝から晩までコテを握ったり。
水道屋さんを長いことお待たせしながら、先日ようやく浴槽を据え付けることができました。
無事浴槽の入った写真を撮るのを忘れてしまったので、作業中の写真を・・・。
あまりの私達のノロノロぶりに見てられん!と熱い力添えをくださったK崎さん、H口さん、H本さんご兄弟、本当にありがとうございました。
それに引き換え脅威のスピードで進んでいるのが11月からはじまったガレージ棟の工事。
学生達のいない平日の間に工務店さんがどんどんお仕事されています。
間仕切りの解体も終わり、現在左官屋さんがガレージの土間を作っているところ。
誰にでも人懐っこく話しかけるのが得意な一年生トモちゃんは、さっそく左官屋さんに質問攻撃…
「あのサイコロみたいなのはなんですか~?」
「あれを網の下に入れて持ち上げて土間コン流すと、頑丈になるんやぁ」
「なるほど~」
最終的にはアルミサッシは撤去し、奥に見える綺麗なベンガラ色の腰板が外壁になります。
これはベニヤを剥がしたら残っていた物で、このあたりの町によく見られるしっかりしたものです。
さて、私達もお風呂以外では新しい壁や床を作っていく作業に入っています。
下の写真はダイドコの床下に断熱材をつけているところ。
ここは昔板張りで、お施主さんから「おじいちゃんが囲炉裏を作ってはった」と聞いていました。
床をめくるとちゃんとレンガで囲炉裏を囲った跡が出てきましたよ♪
庭で作っているのは壁に塗る荒壁土です。古土と混ぜてだいぶ
放って寝かせて置いたのでものすごいにおい!
「くさい~くさい~」あまりの臭さに混ぜていると倒れそう!!
でもコレが、微生物が発酵した良い土の証拠なんです。
塗ってみるとなるほどふわふわと竹小舞にしっかりくっつきます。
ドブのにおいみたいってよく言われるんですが、そう考えたらドブに溜まってる土ってよく発酵してて良い土なんだろうか?
さぁ、やっと仕上げ工事に入れます!
といっても肝心の建具が入ってなくて、現場はとっても寒いです・・・。
木工班、頼りにしています!
おまけ
作業した学生達にはご飯代と銭湯代をいただいているのですが、
ぽち袋にお施主さん手書きのかわいい似顔絵が♪がんばるぞー
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