先日、町家研究室に新たな町家改修の相談があり、
早速現場へ、さの先生率いる研究室メンバーが出動しました!
場所は東寺の西の辺。
二軒の大家借家の連棟で、総二階のかしき造りの町家です。
大家棟は外壁が現代風にモルタルとタイルで改修してあり、
借家棟はつたが絡まり一見オバケ町家?!といった感じ。
玄関の扉を開けると、ん…?何か首筋に触れるものが・・・
(ぎゃ~!って、上から植物の根っ子が!!?)
奥行きはそれほど長くなく、間取りも比較的新しい時代の町家です。
色々近年の改修の跡が残っていて、なんだか不思議な空間が!
でも、昔ながらの意匠も多く、良い雰囲気です。
メンバー達はすっかり「いいね~」とはしゃぎだします…。
家主さんは、せっかくなら自分達で楽しみながら改修したい!
という思いを持っておられ、工務店に頼んだところ、
●見積もり金額の大きさにびっくり、
●自分たちが作業に関われない、
●町家の風情の理解が少ないため、古い物を生かしたい意向がうまく伝わらない…、
うーん、これは、町家をお持ちの方から良く聞く話です。
けど、研究室としてはこういう思いを持っておられる家主さんのお役に立ちたい!
もっともっと庶民的で、力強い町家応援衆?になれたらと思っています。
幸い建物自体の骨組みはしっかりしており、
内装工事がほとんどになる予定。
余裕があれば外観を町家に戻したいのですが???
はてさて、どうなることやら・・・。
家主さんは大宮町家のブログもよく見てくださっているようで、
「更新止まってるよ~!早く大宮町家完成させてね~♪」
が…、がんばります~!