東山区で全国的にも珍しいディ銭湯サービスをされているボランティアグループ湯・友・YOUさんから、
十周年記念事業のお知らせです!舞台は町家ゼミの調査でもお馴染みの六原学区!
その名もなんと・・・
連続シンポジウム「未来銭湯」
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第一号 ワークショップ「銭湯・ココロ・カラダ・キレイ」
2010/3/2(火) 10:30-14:00 大黒湯 参加費410円(紅茶とお菓子付き) 定員30名(要予約・先着順)
①「三味線で和のココロを知る」 林まゆみ・宮里ありさ(長唄三味線)
② ティータイム 五建ういろのお菓子と京都紅茶倶楽部の紅茶
③「ベリーダンスで自分磨き」 ジャミーラ(ベリーダンサー)
④トークセッション「子育てと仕事・両立のヒケツ」「障害児者デイ銭湯の映像上映」
冨村美奈子(はぴねすの会) 聞き手 有元真帆(湯・友・YOU)
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第二号 シンポジウム「未来銭湯ってなんやねん」
2010/3/13(土) 13:15開場13:30開演 やすらぎふれあい館 参加費410円(入浴券付き) 予約不要
①躍動するノーマライゼーション
アフリカンダンスチーム「ANTA!」 (話し) 溝口サトミン(シンガー・ダンサー)
②湯気の癒しの謎を解く~施浴伝説から銭湯と福祉の未来を読む
小野田将夫(鎌倉公衆浴場組合組合長、ひばり湯)
林宏樹 (フリーライター、銭湯愛好家)
オーガスティン・ジョナサン (京都工芸繊維大学准教授・東洋史)
中川博志 (音楽家、アクト・コウベ・ジャパン代表、大谷大学非常勤講師)
司会 高木猛 (湯・友・YOU)
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第三号 コンサート「インド音楽in大黒湯」
2010/3/30(火) 18: 30開場19:00開演 大黒湯 前売1000円当日1500円 定員100名
演奏 SAGAR(サロード) 田中りこ(タブラ)
展示 「未来銭湯」ワークショップとシンポジウム報告
チケット取扱 やすらぎふれあい館、京都紅茶倶楽部、柴洋、コーヒークラブ高木屋、ぐるぐるかふぇ
協賛イベント「あじき路地の灯路地」コンサートの夜、隣接するあじき路地に灯りが灯ります
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主催 ボランティア湯・友・YOU http://daysento.iiyudana.net
(イベント特設ホームページ) http://kyoto.iiyudana.net
問合先 高木猛 daysento@yahoo.co.jp 075-431-6022
どれもすごく面白そうですね~!第1弾のワークショップなんて「美味しくってキレイ」なんて女の子にはじゅるり…な内容です。三味線聴きた~い!
第2弾のシンポジウムは銭湯部顧問の林さんも出演!!
第3弾のコンサートは2年前銭湯部が始めてMAPを配ったイベントです!
なにしろ参加料が入浴料と一緒だなんてなんて良心的なんでしょう~♪
これはもう行くしかないです!銭湯の魅力に触れるチャンスです♪
ジャンジャン横丁を抜けますと、
時代に残されたような町並みが・・・
タイルびっしり
さびしげ
ジャンジャン横丁っていう名前は三味線の音から来てるみたいですね。
今回のメイン見学地はこの奥です。惹かれつつも
もう体力限界ということで通天閣に戻ります。
さあ!今回狙ってきたのは通天閣の真下にある銭湯「ラジウム温泉」です!
他のメンバーは通天閣に登っている時間なのですが
こちらは露天風呂から通天閣が眺められるってんだから行くしかない!
大阪も京都と同じ入浴料410円です。
この銭湯、四角い建物が斜めに切って男湯・女湯に別れており変な感じです。
しかしアレですな、大阪の銭湯は脱衣籠が無いのが不便ですな。
浴室は豆タイルが天井半分にびっしり貼ってあって珍しいです。
暑い中くたくたに歩いた事もあり、露天風呂のちょっと熱めのお湯がきもちいい!
しかし女湯露天風呂は・・・通天閣・・・
屋根がかかってて頭のちょっぴりしか見えない~!!
ま、こっちから見えるということは通天閣からも見えるというわけで
女湯ではしかたないんですね。ふ~。
ちょうど夕暮れ時で、ネオンの通天閣の時計が見えていい感じでした。
男湯からはかなりバッチリ通天閣が見えるそうです。
さぁ、体力も回復したところで
本日のメイン見学地、「大阪ツアー・ディープ編」です!
ここ。
登録有形文化財になっている飛田百番です。
大正初期に建てられた遊郭建築ですが、現在は持ち主が変わり普通の料亭になってます。
千と千尋の神隠しのモチーフになった「目黒雅叙園」と似てますね。
こういう作り方、なんていうんでしょうか。竜宮城建築?
入ってみると、顔見世の間があり、靴を脱いで上れば太鼓橋(日本橋?)と中庭が見えます。
左手にはなぜか日光東照宮の陽明門(中は待合室)、奥の三条大橋の欄干がついた階段を上って2階へ。
2階廊下から中庭。巨大な岩。
中庭をぐるりと囲んで廊下、13の部屋が並びます。
京都嶋原でも同じような作りの建物があったそうで、妓楼の典型的な作りみたいです。
各部屋はそれぞれ日本各地の風物をモチーフにしているとかで、
今回通されたのは・・・
予約名「文化財様」、笑 お部屋の格天井。画鋲で補修した跡が泣ける…
忠臣蔵がテーマの部屋??折上げ格天井には赤穂浪士の名が。
建具には山鹿流陣太鼓の家紋。「由良の間」だそうです。
みんな鍋もそこそこに写真を撮りにうろうろ、笑
3、4組ほどしか予約もなく、宴会のない部屋は覗いていーよと言われたので探検。
廊下もえらいこっちゃ 屋形船をイメージした部屋 ガラスが値打ちもん
「清浄殿」これトイレやで これトイレの天井やで
う~む、装飾の勢いがすごいんですが、かなり保存状態が悪く(表具や壁など剥れていたり)どうも陰気な感じが漂って残念です。
元々遊郭建築や、宗教建築というのは豪華絢爛で人間の欲や思想が思いっきり表現されていておもしろいな~と感じていたのですが、京都に来てから西本願寺や角屋や数奇屋などすごい職人の建築ばかり見すぎたせいか、こういうテーマパークの様なハリボテによる極楽浄土の表し方を自分の中でどう評価していいのか分からなくなってきました。保存改修するにしても、ただ腕の良い職人ではダメかも。東映の大道具さんの方が意思を汲んで上手い事直せるかもしれません。
この百番の文化財価値は、建物その物の本物性(素材がどうの技術がどうの)というより、
大衆文化を色濃く残しているという点なんでしょうか。
とても人間くさい、職人の想像力、遊び心に満ちた建物です。
昔の人の手作りの匂いがします。
現代人が求める無印良品のような無機質なシンプルさ、かっこよさと間逆の
人間の奥底の感情があらわれているような・・・
難しい事考えるとよう分からんですね。
大阪、ディープやなぁ~・・・
帰りに寄ったスーパーはギラギラで、花火が上ってました。
大阪人、すごいわ・・・
大阪のエネルギーに圧倒された京都銭湯部であった・・・
京都銭湯部、お米粒ツアー第二弾です。
これまた文化財マネージャーな皆さんと大阪に行ってきました。
今回のテーマは「コテコテ&ディープ大阪」。
コテコテな大阪銭湯にアタックします!
まずは大阪城から水上バスに乗り込んで道頓堀まで移動。
この日はとにかく良い天気。
なぜ・・・この炎天下の中、屋根無し水上バスなの・・・・
と、思いきや以外に風が気持ちよく快適~!
ひゃっほ~!by副部長
この水上バスの魅力は、大阪のお堀に架かるいくつもの橋の下を潜り抜けること!
下から見る橋
対岸に、いろいろな物とすれ違っていきます・・・
なんだあの黄色いものは…?! ヒ、ヒヨコ?!(案内のおじちゃんはアヒルと言ってました)
建築家が関わってそうなイベント造形物 清掃局のおじちゃん
石造りの橋
外堀のあたりの橋は高架下になってしまっていてちょっともったいない感じです。
ビルの裏側ってなんか味がある 道頓堀に到着
タイガースファンが飛び込むえびす橋は、飛び込み防止のために改修されていて
縁にお好み焼きのコテがびっしりついたデザインになってました!
ちょうど親水遊歩道が途中まで出来ていて、
川辺でたこ焼きを食べる人々にじーっと見られて恥ずかしい~
工事中の橋の下~!
水上バスを降り、
ハデハデのえびすさんやグリコの看板を抜け、
大阪のビル見物。
とにかく造形がむちゃくちゃですごいの一言。
突飛なものや目立つもんがいい!ていうのが大阪人気質?
京都の目立たない事を美徳とする考えとは正反対で、
これはこれで魅力的。
道具屋筋、
電気屋街を抜けて
新世界へ~!
人が多い・・・
喫茶店や飲み屋さん、麻雀店や将棋場で
おっちゃん達がたくさん遊んでいる。
ここはおっちゃん達が元気でいい味出している。
おっちゃん真剣です
キョロキョロ色んな物を見すぎて目が痛くなってきた・・・
早く銭湯に入ってパワーを回復せねば~!!
(つづく)