土曜日の学校説明会の後、学生たちで漆喰壁塗りのお手伝いをしたことのある静原のカフェでオープニングパーティーが行われたのでこものさんと学生たちにまぎれて行ってきました!オープンするのは肉・魚・卵・乳製品を使わないオーガニック料理のお店cafe milletです。
もともとは旅館だったというこの建物。店主さんのこだわりで見違えるほど素敵になったカフェで、みんなでつきたてのお餅や石釜から出来立てのパンやピザを頂きました。自然の素材はやさしくて、飾らないのに本当においしいです。ここでは来た人が参加できるお料理教室やワークショップなど、料理を通してみんなでライフスタイルを考えていく、実感していくカフェなのです。学生たちもこのお料理にひかれて(?)静原まで通いました。
静原は空気が瑞々しく澄んでいて、とてもいいところです。
もうすっかり秋の空になりましたね。今年はどんな夏でしたか?
伝統建築科で製作したあるお茶室の「起こし絵」(畳んで持運べる紙の模型)が、8.29(火)~9.3(日)まで中京区のギャラリーで展示されました。くわしい展覧会の様子は→「数寄屋師の世界」写真展
運良く私も打上げに参加させていただき、そのお茶室を手がけた棟梁はじめ職人さん、出版社の方など普段会えないようなお仕事の方々とお話しすることができ、とっても緊張しました。
そして今回の起し絵製作でお世話になった和紙屋さんと再びお話しする機会があったのですが、印象に残った言葉がありました。
「若い人にも、誰にでも礼を尽くさんといかん。相手はそれを覚えている。」
なるほど私が初めてそのお店を訪ねたとき、その御主人はいかにも名もない学生風の私にも丁寧にお茶でもてなして下さり、名刺を頂き自己紹介してくださいました。緊張しながらも、一人前に頑張らないと、という何か不思議な気持になりました。そして和紙屋さんは最後にしみじみとおっしゃいました。
「本当にえらい人ほど頭が低いものだ」
本当にそうです。人生の中でそういう方に出会えるのは幸せなことだなーと思いました。私の周りにもそんな方(校長先生…)がいて、今日昨日で出来る事ではないし、生き様が見えるようで、感じるものがあります。
何ごとも誠意を持って、がんばりたいと思った今年の夏でした。
夏休みもあと少し。学校では子供達の土壁塗り体験が行なわれました。
「そもそも土壁ってなに?」「なんでわざわざ土を塗りに来たの?」
頭の中は「?」でいっぱいの子供達。
よしやまちの壁を見て、「この壁、土壁~?」
しかし左官屋さんに教えてもらいながら、竹小舞を編み、
実際に土をこねて壁につけはじめるとどんどん真剣な顔に。
他の人の壁をちらっと見ては「ぼくのとこが一番や!」
腕がしんどい~と言いながら、重い土を持ってがんばってくれました。
お父さん、お母さんも子供達より夢中に・・・。
最後に記念写真をとって、修了証書をもらいました。
土壁はどうでしたか?何か感じるものがあったでしょうか?
竹と縄と土で、丈夫な壁ができるって、すごいなーと思います。