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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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木の家見学

CIMG5722.JPG
土曜日に金閣寺の近くで、京都の山の木で作った住宅見学会がありました。
古い家を、自然素材をたっぷり使って改築されています。

自然素材を使った家や木をふんだんに使った家というのは結構ありますが
素材を使うだけでなく、住み方にも自然を生かすというこだわりを感じました。
光や風、音、木陰などを感じる家。
近頃の家は高断熱・高気密と言いますが、閉塞感というか、空気が家の中に溜まってしまっている気がします。

まず玄関に入って目に飛び込んだのが土の壁。
すこし荒々しい表面の素材感、黄色っぽい土に、木の朱が鮮やかです。

階段から二階を見上げると、大きな窓があって、青空が見えます。

リビングの大きな障子窓には木の陰が映って揺れています。

個人的に私が「おっ」と思ったのは和室に電気をつけていなかったこと。(建主のこだわりだとか)
確かに本来、日本の座敷の天井には、照明なんてついていませんでした。
もともとは行灯など床置きの間接照明が主流。
現在はすっきりした和室の雰囲気を壊さないようダウンライトを仕込んだりしますが
和室は隅々まで明るくなくても、良いように思いました。
昼間は窓からたっぷり光をいれて、夜は行灯をつけて布団に入る。
それで充分だと思いました。

照明計画をしていると、ついデザインで選んでしまったり、やたらと照明をつけてしまうけれど
もとから(エネルギー)電気をつかわない、というのもひとつの選択だなと思いました。
使わない方がいい雰囲気が作れるかもしれない。
そういう照明計画もやってみたいなと考えさせられた一日でした。
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