学校の二年生のKくんを中心に改修をお手伝いした「町家の古本屋さん」が
もうすぐオープンするというので、月曜日の町家ゼミで見学させてもらいに行ってきました!
この小さく見えて中身はでっかい町家が、「古書はんのき」さんです。
私は別の町家を手伝っていてこちらの作業にはほぼ立ち会えなかったので
若い3人が「町家で古本屋さんをしたいんです」と相談に来られた時のビフォーと
今回のアフターしか見ていないわけで、おおおー!本屋さんになってるー!(オドロキ)
見学者の中にはお手伝いに参加した一年生もちらほら。
まず、みんなで町家倶楽部の小針さんに「町家改修の意味」を教えてもらいます。
建物が健全になるだけではなく、ひとりでお住まいの大家さんのおばあちゃんの気持ちの変化。
一人分のお茶しか入れていなかったのに、みんながわいわい作業に来て、
「ああ急がし」とみんなの分のお茶を入れてくれて、おにぎりを差し入れしないと!なんて
そんなおばあちゃんの変化が、すごく大事だということ。
今回は同時期に改修した裏長屋も見せていただきました。
若い人が住みたくなる町家ってどんなのだろう?と大工さんが知恵を絞って作られたそうです。
小さな長屋ですが、ロフトなどでとても広く感じます。
学生達は目を輝かせてきゃっきゃと2階へ上り下り(笑)
みんなすっかり気に入ったようです。
ここでまた工夫された点を教えて頂きました。
本棚横のこの黒い壁・・・ただの壁と思いきや!
わかりますか?からくり忍者屋敷のように隠し部屋が!!ひゃー
これは物入れらしいんですが、こういった物入れや本棚を隣家との境の壁に作ることで
隣との物音が伝わるのを軽減するクッションの役割になるよう考えたそうです。
確かに古い家はお隣さんと壁一枚で気を使いますよね。
それから、未完成にする事。
住みたい人が自分で好きな家に出来るよう、未完成の部分を残しているそうです。
たとえばこのトイレ♪好きなトイレットペーパーホルダーにできるようホルダーをつけず・・・
いやついてる・・・ホルダーちっちゃ!!!
さてさて、古本屋さんに戻ります。
こちらの改修の様子ははんのきさんのブログ
http://machiyakosyohannoki.blog114.fc2.com/
にて見れます♪いや~、みんな頑張ったのね~
はんのきさんの場所は裏千家もご近所の
寺ノ内小川下ル、
いよいよ
7月4日正式オープンです!
学生さん達からは「頑固おやじのいる古本屋は入りにくいけど、こんな古本屋さんだったら入りたい♪」との声。
古い絵本、古写真本、昔の教科書など、面白そうな本がたくさんあります~!!
ぜひお気に入りの本を見つけに入ってみてくださいね♪
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