興味があったので行ってきました。
29日に行われた梅小路公園の水族館計画の説明会。
京都市・オリックス・JR西日本揃っての正式な地元・市民向けの初の説明会です。夕方から梅小路小学校の体育館に人が集まる集まる、450人ほどの席が満杯になりました。
そもそもなんで京都に水族館なのか?
私は別に水族館自体に反対ではないし、地元滋賀の琵琶湖博物館は、大好きだし、誇りに思っています。
それは琵琶湖の魚たちの事を知る事ができ、博物館自体も琵琶湖の環境づくりを常に研究しているから。
沖縄のちゅらうみ水族館だって沖縄独自の生態系を見せている。
でも京都に出来る水族館は鴨川の水環境とまったく関係ない。なのに「古くから水の豊かな町京都と、水と海の水族館は親和性が高い計画と言えます」って説明はおかしいでしょ。
遠方から捕獲してきたイルカやラッコがいるような水族館ってもう時代遅れじゃないだろうか。もっと身近な生物の生態に目を向けて欲しい。環境都市とか言ってる京都で水族館なんて、恥ずかしい。
市から説明も無いままなんか水族館が出来る計画が進んでいるらしい・・・。きっと皆もやもやした気持ちの人が多かったんではないかと思います。
三者からの一時間ほどの企画概要説明の後、一時間ほど質疑応答の時間がとられ、私もなんか言ったろうと思って行ったのですが、もうマイクがまわりきらないほどの声、声!特に地元の人から熱い声があがっていました。
その多くは疑問・反対の声。
「東寺や西本願寺、七条商店街や中央卸市場とも連携して地域を活性化させたいというが、シャトルバスで水族館に乗り付けた人が七条商店街に行くのか?市場は小売はしてないが何を活性化させる気なのか?」
「小学校横が玄関口になるが、年間何万人も他県から人が来る計画で子供達の登下校の安全は考えているのか?」
「予定地はずっと空き地で放置され、鳥や虫が生息するなどやっと自然に戻りつつある。公園にサーカスが来るだけで2年渡り鳥が来なくなる。市は緑を増やしたいと言いながら緑を減らす計画にするのはなぜか、そのまま子供達に開放するのが一番良いのでは」
などなど・・・
賛成意見の方も声をあげていて、
「これが市民全体の意見と思わないでほしい。私の周りの子供達はみんな楽しみだと言っている。子供の意見も聞いてほしい」とおっしゃっていました。
しかし、そりゃ子供は楽しいものは欲しいって言うでしょう。
子供が欲しがってるからあげるって、それじゃダメです。
それが良いものか悪いものか判断するのが大人の役割じゃないの。
100年後、子供達に残したい京都を作るのが私達の仕事なのでは。
水族館経営がうまく行かなかったら更地に戻します、なんて言っててどうするねん。
また壊したらどれだけのゴミが出るか。
京都は何を目指してるの?英断をお願いしたい。
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