ちょっと前になりますが、舞鶴の若の湯に行ってきました。
というのも以前文化財マネージャー育成講座で舞鶴の銭湯を調べておられた班がいて、
その方々の打ち上げを舞鶴でというので、ご飯粒のようにくっついてオマケで連れて行って頂いたのです。
京都市から舞鶴までの道のりの途中、お昼休憩もかねて美山の茅葺の里に寄りました。
茅葺がうじゃうじゃ
そばうまし 茅葺には百日紅の木が良く似合う
たくさん茅葺民家が残っているものの、きれいに整備され観光地化されているのが少し残念でした。
しかしボロボロのまま放置されているものは無く、どの家もきちんと手入れされています。
現代も生きる民家が素晴らしいのですが、くたくたに使い込まれたボロ民家に魅力を感じてしまうワガママ…
これってたまに見に来て「この風情が良いね~」と言って帰るヨソ者的目線なんでしょうかね。
名産のそば畑やアワ、キビなどが庭で育ててあったりして、のどかで良い風景でした。
蔵がおもしろかったです。左は樋がすべて竹で作ってある蔵。中に塩ビが仕込んであるわけでもなく、曲がりの部分も金具も全部竹です!最近作られた物に見えますが白壁とも違う雰囲気でかっこいいですね。
右は作ってる途中の蔵がありました。しるしがつけてあるところは後で窓でも開けるのでしょうか??
茅葺の里を移動して、加佐の上野家民家も見に行きました。
このあたりは以前水害が起こり水没し、大変な被害にあったところです。
ニュースでバスの上で救助を待つ人々の映像を見た方も多いと思います。
大変立派なお屋敷で、入った時はどこを改修したんやろ?と思いましたが
帰ってからネットで改修前を見たら・・・
http://www.uenoke.com/kaishu/kaishumae1.html
すいません、さっきはボロ民家の魅力なんて言いましたが訂正します…。
やっぱり地域の人にとっては気の重いボロ民家があるよりも、
往時をうかがえるような美しい民家があるほうがずっとずっと嬉しいでしょうね。
生き返った上野家民家はとっても誇らしげに見えました。
さぁ!そして!ついに!本日のメインイベント「若の湯」!!
何商店街か分かりませんが、舞鶴の町に到着しました!!
あちらこちらで地蔵盆をしている姿が見られました。
京都市内の地蔵盆とは提灯が違いますね。
写真でしか見たことが無かった若の湯ですが、生で見ると感動もひとしお。
ハデハデに見えていた軒先のビニールテントや青い縁取りも、
商店街のパルケエスパーニャな雰囲気、色使いを見れば納得!!
当時の地元の建築家が設計したという洋館風のデザイン。おとぎの国の商店街ですね。
玄関先にはマジョリカタイル 旅先の銭湯・・・たまりません
このベビーベッドを見てくんしゃい…
このタイルの色使いときたら!
昼間っから日の光を浴びながら旅先の銭湯に浸かるこの幸せ~
湯船から外を見れば窓に庭木の影と日のきらめきがキラキラ~
水もキラキラ~これ井戸水じゃけんね!お肌ツルツル!
幸せでした・・・
番台のおばあちゃんに「好きなんとり」とフルーツ牛乳を頂き、お礼に銭湯マップを渡しました。
「気持ちいいおふろですね~」「脱衣場きれいにしたはりますね~」雑談いろいろ。
「いつまで続けられるか分からんけどね~」
「銭湯マップ舞鶴編ができる時まで頑張ってください!」
「ありがとう、あんたらも頑張ってねー」
湯上りに舞鶴の町を見下ろす。
風が涼しくて寒いくらい。もう秋空やなー
絶景!日本は島国やー
こんなええお風呂が舞鶴にあるという事を伝えなければ・・・
舞鶴よかまち。
舞鶴富士に誓う京都銭湯部であった
無題
sekiさん!
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