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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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銭湯部からお知らせ

31d2759f.jpg

こんにちは!
とうとう3月、町を歩いていると沈丁花でしょうか、
そこかしこで花の匂いがふあ~んとして、春ですねぇ~!
うずうずしますね。

もうすぐ2年生は卒業式。
来週月曜からの卒業制作展に向けて追い込み中です。
もう何年も繰り返している事ですが、実感が湧きませんね。
2年間はあっという間です。
でも卒業しても変わらずちょいちょい顔を出してくれる卒業生が多いので嬉しい事です。

さて、我が校銭湯部からのお知らせです。
2月26日発売のエルマガジン「泊まりたくなる京都本」で
見開きで銭湯紹介とイラストを描いていま~す!
京都泊まるなら銭湯でしょ!
風情ある安宿に片泊まりして、その土地の市場で夕飯を買って、その土地の銭湯で湯を浴びる。
これが旅ってもんよ。

まぁ、京都に住んでると
宿に泊まることはないですが・・・残念。
そう、そして京都住むなら銭湯でしょ!

まだ見ぬ新入学生にも銭湯生活をアピールしないと~♪
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銭湯シンポジウムのお知らせ

東山区で全国的にも珍しいディ銭湯サービスをされているボランティアグループ湯・友・YOUさんから、
十周年記念事業のお知らせです!舞台は町家ゼミの調査でもお馴染みの六原学区!
その名もなんと・・・

連続シンポジウム「未来銭湯」
────────────────────────────────────────

第一号 ワークショップ「銭湯・ココロ・カラダ・キレイ」
2010/3/2(火) 10:30-14:00 大黒湯 参加費410円(紅茶とお菓子付き) 定員30名(要予約・先着順)

①「三味線で和のココロを知る」 林まゆみ・宮里ありさ(長唄三味線)
② ティータイム 五建ういろのお菓子と京都紅茶倶楽部の紅茶
③「ベリーダンスで自分磨き」 ジャミーラ(ベリーダンサー)
④トークセッション「子育てと仕事・両立のヒケツ」「障害児者デイ銭湯の映像上映」
 冨村美奈子(はぴねすの会)  聞き手 有元真帆(湯・友・YOU)

────────────────────────────────────────

第二号 シンポジウム「未来銭湯ってなんやねん」
2010/3/13(土) 13:15開場13:30開演 やすらぎふれあい館 参加費410円(入浴券付き) 予約不要

①躍動するノーマライゼーション
アフリカンダンスチーム「ANTA!」  (話し) 溝口サトミン(シンガー・ダンサー)
②湯気の癒しの謎を解く~施浴伝説から銭湯と福祉の未来を読む
小野田将夫(鎌倉公衆浴場組合組合長、ひばり湯)
林宏樹 (フリーライター、銭湯愛好家)
オーガスティン・ジョナサン (京都工芸繊維大学准教授・東洋史)
中川博志 (音楽家、アクト・コウベ・ジャパン代表、大谷大学非常勤講師)
司会 高木猛 (湯・友・YOU)

──────────────────────────────────

第三号 コンサート「インド音楽in大黒湯」
2010/3/30(火) 18: 30開場19:00開演 大黒湯 前売1000円当日1500円 定員100名

演奏 SAGAR(サロード) 田中りこ(タブラ)
展示 「未来銭湯」ワークショップとシンポジウム報告
チケット取扱 やすらぎふれあい館、京都紅茶倶楽部、柴洋、コーヒークラブ高木屋、ぐるぐるかふぇ
協賛イベント「あじき路地の灯路地」コンサートの夜、隣接するあじき路地に灯りが灯ります

────────────────────────────────────────
主催 ボランティア湯・友・YOU  http://daysento.iiyudana.net
(イベント特設ホームページ) http://kyoto.iiyudana.net
問合先 高木猛 daysento@yahoo.co.jp 075-431-6022


どれもすごく面白そうですね~!第1弾のワークショップなんて「美味しくってキレイ」なんて女の子にはじゅるり…な内容です。三味線聴きた~い!
第2弾のシンポジウムは銭湯部顧問の林さんも出演!!
第3弾のコンサートは2年前銭湯部が始めてMAPを配ったイベントです!

なにしろ参加料が入浴料と一緒だなんてなんて良心的なんでしょう~♪
これはもう行くしかないです!銭湯の魅力に触れるチャンスです♪

銭湯部ニュース

y02.jpg京都銭湯部からお知らせです。

明日12月6日(日)朝7:30~8:00放送のよみうりテレビ
「遠くに行きたい」という番組内にて銭湯部が出演しています♪
副部長Jの野生的な生活ぶりも映るかもしれません♪
今回は京都特集ということで、他にも色々見所があるようですので
良かったらご覧下さい。

そして銭湯MAP最新版のお知らせです。
下京区編を作っていたはずですが、なんと伏見・中書島編が先に出来上がってしまいました!
本日開催されたイベントよみうり文化セミナー「レトロ銭湯とまちの風情を歩く」にて配布されています。
今回は番外編で特に中書島駅から徒歩でいける銭湯とまちあるきマップになっています。
またHPでもダウンロードできるようにしたいと思いますので、見ていただけたらと思います!

乙女 湯のたしなみ

色々なイベントに顔を出しすぎて更新できていませんでしたが、やっと一息つきました。
ぼちぼちこのごろの出来事をご報告させていただきたいと思います。

去る9月20日、「乙女 湯のたしなみ」という銭湯イベント(女性限定)に参加させてもらいました。
この団体さんは、いつもは東京銭湯で活動されているのですが、
今回は初上洛とのことで、楽しみにしていました。

京都での舞台は、三条京阪近く、柳湯さんです~!ババ~ン。
これぞまさしく京都らしい、立派な町家風の外観です。
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さぁ、さっそく入りましょう!わくわく。どんなイベントなのやら。

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脱衣場には乙女たちがたくさん集まっています。
最近は銭湯にうら若き乙女達の姿は少なくなりましたので珍しい光景です。

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まず一人ずつロッカーのカギを渡され、
自分の番号のロッカーを開けると
「乙女入浴セット」が♪

京都銭湯マップ左京区編も
セットの中に入れていただいてます♪
わーい♪



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そして女湯の方に移動すると、とっても可憐なポポヤンさんのライブが始まりました。
う~ん、銭湯の妖精が居たらこんな感じやろか・・・

ライブが終盤に近づき、歌声にポワ~ンとしていると、なにやら背中の番台の方から
香ばしいコーヒーの香りが・・・

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なんと!お多福コーヒーのマスターが、番台でコーヒーを淹れてくれています!
ミスマッチなはずの銭湯とコーヒーが、妙にベストマッチ!
年月をかけて磨かれた物同士、しっくりきています。

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お菓子のふるまい。富士山サブレ!かわいい!
大好きな銭湯の空間でまったり午後を過ごす・・・しあわせ~
今日限りは女子で良かったと思うわ~(参加できなかった副部長ゴメンネ)

美味しいスウィ~ツを戴きながら、
銭湯について語り合う乙女達。
柳湯のご店主ご兄弟や、銭湯ライター林さん、
アーティストの方々なども加わってのんびり座談会。
そして主催者の方からのごあいさつ。
色々なつながりが集まって、今日のこの日がある。
そのことにとても感謝しているというような思いが感じられました。

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↑この方が、柳湯のご店主さん。ご兄弟で仲良く経営されてます。 ↑主催のウサガワさん。

さぁ、お待ち兼ねの入浴タイム~!
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今日は女湯も男湯も乙女達に大解放!普段入れない男湯が大人気。
お湯の出る裸婦像が両湯ともついてるんですが、女湯だけ子供を抱いているということに初めて気付きました。
柳湯さんは、京都の銭湯の中でも建物・タイル・空間ともに五ツ星★★★★★でございます。
乙女もたしなむ素敵なタイルをとくとご覧下さい。

P9201177.jpg 島カラン

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岩風呂(カニや貝殻のタイルがちりばめられています)   手洗い場のカエル!ぴょ~ん

タイル職人、素晴らしいわ~。涙が出るわ~。

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そんなタイルマニアの私が
一番嬉しかったのは
柳湯さんのデットストックタイルで作った
タイルピン!

ひとりひとつ、
おみやげに戴きました。

さすが、乙女の心をわかってはるわ~







湯上りに、鴨川・・・

「乙女湯のたしなみ」さん、素敵な一日をありがとうございました。
普段おっさんのような泥まみれの生活をしている私ですが
乙女な暮らしも楽しいな…と、思わせてもらえるひとときでした。

P9201183.jpgP9201181.jpg

乙女と、銭湯?!
ミスマッチでいて、ベストマッチ。
なぜか乙女に敬遠されがちな銭湯を
実はとっても乙女なものなんだよと教えてくれる「乙女 湯のたしなみ」さん。
今後も活動に注目です!

「乙女 湯のたしなみ」ブログhttp://otomeyu.exblog.jp/

番台ばなし

okeok.gif学校はただいま夏休み明けのテスト中です。学生さんも静か。

銭湯部が番台のお手伝いをはじめて2ヶ月が経ちました。
だんだん若者達が夜の番台を占拠しているのに慣れてくださったのか、話しかけてくださる常連さんが増えてきて、嬉しい事です。

番台から見る風景・・・と言っても
昨今の銭湯は脱衣場が丸見えにならないようになってますので
私たちはわいわい聞こえてくる世間話を耳にするくらい。

先日、ふと客足が途絶えた時間帯にひとりおばちゃんが来られて、
しばらく脱衣場でTVを見てはったら、もう一人お客さんがこられた時の会話。

「貸切やわぁ」
「あらっ、ほんま。まぁ、じき来はるやろ」
「誰もいいひんし、誰か来るかと思ってテレビ見て待ってたわぁ」
・・・

銭湯にお風呂に入りに来るだけでなく、人に会いに来てるんやと思い、びっくり。やっぱり、銭湯は町のサロンやなぁ。

昨日は当番の無い日にお風呂に入っていたら
湯船越しに他のお客さんに「番台のお姉さんですよねー??」と声をかけられました。まだ数えるほどしか番台に立ってない顔を覚えてくださっていることに感動。しかも裸だとサッパリみんないっしょの顔に見えると思うのですが、私だけですか。そうですか。

そういえば銭湯って、
のれんくぐったら「こんばんは」って言いますけど
いざ浴室に入る時、脱衣場に人がいたら
「さよなら」って言って入るんですよ。
これから入るのに「さよなら」って、違和感あったのですが
脱衣場に居る人はもう帰ってしまうから
「さよなら」って言うのは自然なんでしょね。

ちなみに私たち、こんな恥ずかしいTシャツを着て番台やってます→

大阪コテコテ・ディープツアー(後編)

ジャンジャン横丁を抜けますと、
時代に残されたような町並みが・・・
P9050651.jpg タイルびっしり

P9050644.jpg さびしげ

ジャンジャン横丁っていう名前は三味線の音から来てるみたいですね。

今回のメイン見学地はこの奥です。惹かれつつも
もう体力限界ということで通天閣に戻ります。

P9050654.jpgP9050631.jpg

さあ!今回狙ってきたのは通天閣の真下にある銭湯「ラジウム温泉」です!
他のメンバーは通天閣に登っている時間なのですが
こちらは露天風呂から通天閣が眺められるってんだから行くしかない!

大阪も京都と同じ入浴料410円です。
この銭湯、四角い建物が斜めに切って男湯・女湯に別れており変な感じです。
しかしアレですな、大阪の銭湯は脱衣籠が無いのが不便ですな。
浴室は豆タイルが天井半分にびっしり貼ってあって珍しいです。
暑い中くたくたに歩いた事もあり、露天風呂のちょっと熱めのお湯がきもちいい!

しかし女湯露天風呂は・・・通天閣・・・
屋根がかかってて頭のちょっぴりしか見えない~!!

ま、こっちから見えるということは通天閣からも見えるというわけで
女湯ではしかたないんですね。ふ~。
ちょうど夕暮れ時で、ネオンの通天閣の時計が見えていい感じでした。
男湯からはかなりバッチリ通天閣が見えるそうです。

さぁ、体力も回復したところで
本日のメイン見学地、「大阪ツアー・ディープ編」です!

P9050655.jpg ここ。

登録有形文化財になっている飛田百番です。
大正初期に建てられた遊郭建築ですが、現在は持ち主が変わり普通の料亭になってます。
千と千尋の神隠しのモチーフになった「目黒雅叙園」と似てますね。
こういう作り方、なんていうんでしょうか。竜宮城建築?

P9050657.jpgP9050704.jpg

入ってみると、顔見世の間があり、靴を脱いで上れば太鼓橋(日本橋?)と中庭が見えます。
左手にはなぜか日光東照宮の陽明門(中は待合室)、奥の三条大橋の欄干がついた階段を上って2階へ。

P9050673.jpg 2階廊下から中庭。巨大な岩。

中庭をぐるりと囲んで廊下、13の部屋が並びます。
京都嶋原でも同じような作りの建物があったそうで、妓楼の典型的な作りみたいです。
各部屋はそれぞれ日本各地の風物をモチーフにしているとかで、
今回通されたのは・・・

予約名「文化財様」、笑                  お部屋の格天井。画鋲で補修した跡が泣ける…
P9050722.jpgP9050658.jpg

忠臣蔵がテーマの部屋??折上げ格天井には赤穂浪士の名が。
建具には山鹿流陣太鼓の家紋。「由良の間」だそうです。

みんな鍋もそこそこに写真を撮りにうろうろ、笑
3、4組ほどしか予約もなく、宴会のない部屋は覗いていーよと言われたので探検。

廊下もえらいこっちゃ    屋形船をイメージした部屋  ガラスが値打ちもん
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「清浄殿」これトイレやで   これトイレの天井やで
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う~む、装飾の勢いがすごいんですが、かなり保存状態が悪く(表具や壁など剥れていたり)どうも陰気な感じが漂って残念です。

元々遊郭建築や、宗教建築というのは豪華絢爛で人間の欲や思想が思いっきり表現されていておもしろいな~と感じていたのですが、京都に来てから西本願寺や角屋や数奇屋などすごい職人の建築ばかり見すぎたせいか、こういうテーマパークの様なハリボテによる極楽浄土の表し方を自分の中でどう評価していいのか分からなくなってきました。保存改修するにしても、ただ腕の良い職人ではダメかも。東映の大道具さんの方が意思を汲んで上手い事直せるかもしれません。

この百番の文化財価値は、建物その物の本物性(素材がどうの技術がどうの)というより、
大衆文化を色濃く残しているという点なんでしょうか。
とても人間くさい、職人の想像力、遊び心に満ちた建物です。
昔の人の手作りの匂いがします。
現代人が求める無印良品のような無機質なシンプルさ、かっこよさと間逆の
人間の奥底の感情があらわれているような・・・
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難しい事考えるとよう分からんですね。
大阪、ディープやなぁ~・・・


帰りに寄ったスーパーはギラギラで、花火が上ってました。
大阪人、すごいわ・・・



大阪のエネルギーに圧倒された京都銭湯部であった・・・










 

大阪コテコテ・ディープツアー(前編)

京都銭湯部、お米粒ツアー第二弾です。
これまた文化財マネージャーな皆さんと大阪に行ってきました。
今回のテーマは「コテコテ&ディープ大阪」。
コテコテな大阪銭湯にアタックします!

まずは大阪城から水上バスに乗り込んで道頓堀まで移動。
この日はとにかく良い天気。
なぜ・・・この炎天下の中、屋根無し水上バスなの・・・・

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と、思いきや以外に風が気持ちよく快適~!
P9050571.jpg ひゃっほ~!by副部長

この水上バスの魅力は、大阪のお堀に架かるいくつもの橋の下を潜り抜けること!
P9050585.jpg 下から見る橋

対岸に、いろいろな物とすれ違っていきます・・・

なんだあの黄色いものは…?!      ヒ、ヒヨコ?!(案内のおじちゃんはアヒルと言ってました)
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建築家が関わってそうなイベント造形物  清掃局のおじちゃん
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P9050595.jpg 石造りの橋

外堀のあたりの橋は高架下になってしまっていてちょっともったいない感じです。

ビルの裏側ってなんか味がある      道頓堀に到着
P9050600.jpgP9050609.jpg

タイガースファンが飛び込むえびす橋は、飛び込み防止のために改修されていて
縁にお好み焼きのコテがびっしりついたデザインになってました!

ちょうど親水遊歩道が途中まで出来ていて、
川辺でたこ焼きを食べる人々にじーっと見られて恥ずかしい~

P9050615.jpg 工事中の橋の下~!

P9050620.jpg
水上バスを降り、
ハデハデのえびすさんやグリコの看板を抜け、
大阪のビル見物。

とにかく造形がむちゃくちゃですごいの一言。
突飛なものや目立つもんがいい!ていうのが大阪人気質?
京都の目立たない事を美徳とする考えとは正反対で、
これはこれで魅力的。

P9050634.jpg
道具屋筋、
電気屋街を抜けて
新世界へ~!


人が多い・・・
喫茶店や飲み屋さん、麻雀店や将棋場で
おっちゃん達がたくさん遊んでいる。
ここはおっちゃん達が元気でいい味出している。

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P9050641.jpg

P9050643.jpg おっちゃん真剣です

キョロキョロ色んな物を見すぎて目が痛くなってきた・・・

早く銭湯に入ってパワーを回復せねば~!!

(つづく)












 

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