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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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静原オープニングパーティー

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土曜日の学校説明会の後、学生たちで漆喰壁塗りのお手伝いをしたことのある静原のカフェでオープニングパーティーが行われたのでこものさんと学生たちにまぎれて行ってきました!オープンするのは肉・魚・卵・乳製品を使わないオーガニック料理のお店cafe milletです。

もともとは旅館だったというこの建物。店主さんのこだわりで見違えるほど素敵になったカフェで、みんなでつきたてのお餅や石釜から出来立てのパンやピザを頂きました。自然の素材はやさしくて、飾らないのに本当においしいです。ここでは来た人が参加できるお料理教室やワークショップなど、料理を通してみんなでライフスタイルを考えていく、実感していくカフェなのです。学生たちもこのお料理にひかれて(?)静原まで通いました。

静原は空気が瑞々しく澄んでいて、とてもいいところです。

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夷川工場町家イベント終了報告

11日、12日と土日に渡って行なわれた夷川工場町家公開イベントが無事終了いたしました。ご来場くださった多くの皆さま、開催にご協力くださった多くの皆さまに心から御礼申し上げます。当日の様子を写真でお伝えします!


にぎやかになった夷川通。お隣のコロナ堂さん(旧米穀店舗)スペースKURAさん(旧衣装蔵)と3つ並んで、当町家(旧精米工場)もにこにこ顔です。・・・お祭りとお正月にしか出さなかったというハレの暖簾がおでむかえ


パネル展示・蔵から出てきた棟札・精米道具の展示もありました。精米工場、建具工場と大きく変化していったこの町家ですが、当時を知る方も懐かしんで来てくださり、本当に貴重なお話を伺うことが出来ました。


さすがのお話を聞かせてくださった1日目は町家倶楽部・古物商など多くの顔を持つ小針剛さん、2日目は建築家吉村篤一先生。へぇ~!と思う豆知識からこれからの京都のまちづくりの話まで、ご来場の中には町家を持つ方もおられ、熱心に聞いておられました。


コンサート一日目はボーカルアンサンブル「さくらの」の皆さん、2日目はギター演奏を岩崎慎一さん、ソプラノ佐野よし子さん。うつくしい歌声にうっとり、消えゆく建物への贈り物のようで、すこしさみしくもあり、感じるものがありました。ギターの暖かな音色は不思議とこの場所に合って、まるで異国の職人工場にいるような雰囲気でした。


寒い中でしたが、皆さま本当にありがとうございました。ゲストの皆さま、本田ご夫妻様、竹内家の皆さま、このようなイベントをお許しいただいた所有者様、ご協力頂いた全ての皆様に感謝します。建物にもお疲れ様と言いたいです。少しでも喜んでくれていたらいいなと思います。スケッチブックに懐かしい、もったいない、さみしい等色々なメッセージを頂きました。この空間で感じた事を記憶に少しでも残していただければと思います。夷川通の益々の繁栄を願って、この場所を見守りたいと思います。

(写真・文/よしだれな)

夷川解体前町家公開

私達が改修した夷川町家、そのすぐ隣の対になっている町家が、この度解体されることとなりました。この町家はかつて百数十年の歴史をもつ米屋丹定米穀店の精米工場として建てられた間口4間奥行き8間ほどの工場と付属屋、米倉からなる中型の町家で、中央の吹き抜けとそれを囲む二階というとてもユニークな空間があります。ここ50年ほどは建具工場として利用され、工場の雰囲気がそのまま残っています。 せめて最後の時を皆さんと一緒に楽しみ、惜しみあいたいということで、今回所有者様の特別なはからいと多くの同志の方々の協力により、見納めイベントが実現しました。吹き抜け空間はいかにも音楽のライブが似合いそうですので、仲間たちに来て演奏してもらいます。 ご来場の方には、会場を埋めている木片の中から気に入ったものがあれば持ち帰っていただきたく思います。どうか多くの方にこの工場町家の魅力を感じていただければと思っています。

日時:2006年11月11(土)午前10時~午後6時
            12(日)午前10時~午後4時

会場:中京区夷川通烏丸西入る・南側(地下鉄烏丸線丸太町駅徒歩2分)

  @ オープンハウス(入場無料)
  @ お茶とお菓子+木工材料木片をどうぞ(無料)
  @ お気軽ト~ク「つくることができないおもしろ空間」
     11日(土)午後5時~6時 /さの司会&ゲスト
     12日(日)午後1時30~2時/さの司会&ゲスト
  @ お気軽コンサート(お茶・お菓子つき/500円)
     11日(土)午後6時~7時 /ボーカルアンサンブル・さくらの
     12日(日)午後2時~3時 /ギターと歌 藤井慎吾+佐野よし子
  @ 車は置けません

「数奇屋師の世界」写真展

もうすっかり秋の空になりましたね。今年はどんな夏でしたか?

伝統建築科で製作したあるお茶室の「起こし絵」(畳んで持運べる紙の模型)が、8.29(火)~9.3(日)まで中京区のギャラリーで展示されました。くわしい展覧会の様子は→「数寄屋師の世界」写真展

運良く私も打上げに参加させていただき、そのお茶室を手がけた棟梁はじめ職人さん、出版社の方など普段会えないようなお仕事の方々とお話しすることができ、とっても緊張しました。
そして今回の起し絵製作でお世話になった和紙屋さんと再びお話しする機会があったのですが、印象に残った言葉がありました。

「若い人にも、誰にでも礼を尽くさんといかん。相手はそれを覚えている。」

なるほど私が初めてそのお店を訪ねたとき、その御主人はいかにも名もない学生風の私にも丁寧にお茶でもてなして下さり、名刺を頂き自己紹介してくださいました。緊張しながらも、一人前に頑張らないと、という何か不思議な気持になりました。そして和紙屋さんは最後にしみじみとおっしゃいました。

「本当にえらい人ほど頭が低いものだ」

本当にそうです。人生の中でそういう方に出会えるのは幸せなことだなーと思いました。私の周りにもそんな方(校長先生…)がいて、今日昨日で出来る事ではないし、生き様が見えるようで、感じるものがあります。
何ごとも誠意を持って、がんばりたいと思った今年の夏でした。

親と子の土壁教室

夏休みもあと少し。学校では子供達の土壁塗り体験が行なわれました。
「そもそも土壁ってなに?」「なんでわざわざ土を塗りに来たの?」
頭の中は「?」でいっぱいの子供達。
よしやまちの壁を見て、「この壁、土壁~?」
しかし左官屋さんに教えてもらいながら、竹小舞を編み、
実際に土をこねて壁につけはじめるとどんどん真剣な顔に。
他の人の壁をちらっと見ては「ぼくのとこが一番や!」
腕がしんどい~と言いながら、重い土を持ってがんばってくれました。
お父さん、お母さんも子供達より夢中に・・・。
最後に記念写真をとって、修了証書をもらいました。

土壁はどうでしたか?何か感じるものがあったでしょうか?
竹と縄と土で、丈夫な壁ができるって、すごいなーと思います。

講演「ぼくたちの町家改修」無事終了

わが町家研究室も講演の機会を頂くこととなり、上記のテーマで、さの、こもの、よしだが今までの
葭屋町校舎から夷川町家まで5つの改修を振り返り、これからの町家について感じることをお話しました。 機械の接続でもたもたしてしまったり、言葉足らずで、皆さまにうまく伝わったかどうか、不安なところも多々ありましたが(緊張していたのは吉田だけ?)
会場準備を手伝ってくれた学生さん、つたない講演を最後まであたたかく聞いてくださった皆さま、
竹内のお母さん、本田夫妻様、本当にありがとうございました。

やはり今までの改修で得た一番大きなものは、人と人とのつながりです。
1周年、心からお祝い申し上げます。

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