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ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
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「数奇屋師の世界」写真展

もうすっかり秋の空になりましたね。今年はどんな夏でしたか?

伝統建築科で製作したあるお茶室の「起こし絵」(畳んで持運べる紙の模型)が、8.29(火)~9.3(日)まで中京区のギャラリーで展示されました。くわしい展覧会の様子は→「数寄屋師の世界」写真展

運良く私も打上げに参加させていただき、そのお茶室を手がけた棟梁はじめ職人さん、出版社の方など普段会えないようなお仕事の方々とお話しすることができ、とっても緊張しました。
そして今回の起し絵製作でお世話になった和紙屋さんと再びお話しする機会があったのですが、印象に残った言葉がありました。

「若い人にも、誰にでも礼を尽くさんといかん。相手はそれを覚えている。」

なるほど私が初めてそのお店を訪ねたとき、その御主人はいかにも名もない学生風の私にも丁寧にお茶でもてなして下さり、名刺を頂き自己紹介してくださいました。緊張しながらも、一人前に頑張らないと、という何か不思議な気持になりました。そして和紙屋さんは最後にしみじみとおっしゃいました。

「本当にえらい人ほど頭が低いものだ」

本当にそうです。人生の中でそういう方に出会えるのは幸せなことだなーと思いました。私の周りにもそんな方(校長先生…)がいて、今日昨日で出来る事ではないし、生き様が見えるようで、感じるものがあります。
何ごとも誠意を持って、がんばりたいと思った今年の夏でした。

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親と子の土壁教室

夏休みもあと少し。学校では子供達の土壁塗り体験が行なわれました。
「そもそも土壁ってなに?」「なんでわざわざ土を塗りに来たの?」
頭の中は「?」でいっぱいの子供達。
よしやまちの壁を見て、「この壁、土壁~?」
しかし左官屋さんに教えてもらいながら、竹小舞を編み、
実際に土をこねて壁につけはじめるとどんどん真剣な顔に。
他の人の壁をちらっと見ては「ぼくのとこが一番や!」
腕がしんどい~と言いながら、重い土を持ってがんばってくれました。
お父さん、お母さんも子供達より夢中に・・・。
最後に記念写真をとって、修了証書をもらいました。

土壁はどうでしたか?何か感じるものがあったでしょうか?
竹と縄と土で、丈夫な壁ができるって、すごいなーと思います。

木匠小話4

柱を立てることを考えて、作業用の足場を組みなおしました。
前の3本柱のピラミッド型から四角く取り囲むような足場へ。
ほぼ全員出動で、柱を支えながらの組立だったので、半日かかってしまいました。

背の高い柱がすらすらと立ち上がり、
ご近所の方々も、いよいよ何ができるんや?と思っておられるかもしれません。

なんだか建物らしくなってきて、これにビニールシートかければもうお風呂焚いて入れるんじゃ?なんて、わくわくしてきましたが、私は今夜で下山です。う~、さみしい。次に行く頃にはもう壁ができちゃっていたりするのかな?みんな、がんばれ~。

木匠小話3

今日は釜のまわりに土台の据付です。
今まで彫ったほぞ穴がずれていないか、ハラハラ。基礎と土台を留めるアンカーボルトの位置を確認しながら、皆でおそるおそる丸太を下ろします。

そんなとき、アンカーボルトを止めるナットを、ブロックの穴の中に落としてしまいました。
ぴったりの数しか用意していなかったので、失くしてしまうわけにはいきません。
かろうじて中でひっかかっているのですが…なんともあぶない状態。
バールでもうまく取れないし…と思っていたら
1年生の女の子がするっと手を入れて取ってくれて、わーっと拍手。

うーむ、コンクリートブロックの穴に腕が入るとは。私も二の腕ダイエットをせねば!

木匠小話2

今日、小塩では土台作業が一区切りしたので午後からオフ!
水着で、はたまたTシャツで川に飛び込む人(流される人も?!)、
座敷や縁側でぐっすりお昼寝する人、それぞれが思いおもいに過ごします。

今日は、さの先生夫妻の登場で、お昼ご飯は流しそうめんに。
山から取ってきた竹を半分に割り、じゃんじゃん流れる水におそうめんを流します。
上流の人が有利かと思いきや、皆がとれなかったおそうめんが下流のざるにどんどんたまって、そこから食べている人も。
みんなおなかいっぱい。涼やかな夏のお昼ご飯でした。

小塩の夜は市内よりずっとずっと涼しく、月と星と天の川を見ながら寝ました。
あまりに気持ちよくて外で寝てしまった私は、気付けば空が明るくて、寝袋が朝露でしっとりしていました。しまった…。

木匠小話1

いてもたってもいられず、私も木匠塾まっさかりの小塩に行ってきました!暑い中でしたがみんな元気そうでほっと安心。休憩時間には近くの川へ!時間も忘れ夢中で冷たい水と遊んでいると、 1年リーダーのえなみ君が皆を呼び戻しに。
えなみ君「もう時間やで~しみず君(2年生リーダー)が呼んでるー」
みんな「聞こえませ~ん」
えなみ君「…」
えなみ君「…あのな、こんなこと言いたくないねんけど…」
普段はやさしいえなみ君のちょっと恐い声にあわてて皆、作業に戻るのでした。

割りばしで作られた完成予想模型。お風呂から湯気がたちのぼる日を夢みて…

木匠塾スタート

木匠塾の始まった小塩から写真が届きました!
小塩というのは京都の北、京北町にある、山に囲まれたのどかな場所です。
山では雨続きだそうで、今は作業用の下屋を作っている様子。
うーん、1年生、作業着が似合ってます。
風邪を引かないようにがんばってね。

市内はまさに照りつけるような夏の日差し。
学校では来年度入学に向けて学校説明会が行なわれました。
暑いなか来て下さったみなさん、ありがとうございました。
また文化祭等ありますので、いつでも遊びに来てくださいね。

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