忍者ブログ

ひぐらしメモ

京都の小さな建築屋さん「日暮手傳舎」の日々です。
INDEX MENU

NEW

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

遺志を継ぎ…

去年の木工卒業製作チームで、京北の伝統的な民家の塀を作っていましたが
時期の問題から土壁部分だけが残されていました。

春日和の日曜日、新2年生が土壁の前段階、
竹小舞を編みに行ってくれました。
小さい壁だったのでかえって難しかったようです。
おやっ、いつもより頑丈に縄で編んでいます。
あとは土を塗るだけとなりました!

卒業生へ。
後輩たちが立派にやってくれているので安心してください。仕事がんばってね!

PR

木の家見学

CIMG5722.JPG
土曜日に金閣寺の近くで、京都の山の木で作った住宅見学会がありました。
古い家を、自然素材をたっぷり使って改築されています。

自然素材を使った家や木をふんだんに使った家というのは結構ありますが
素材を使うだけでなく、住み方にも自然を生かすというこだわりを感じました。
光や風、音、木陰などを感じる家。
近頃の家は高断熱・高気密と言いますが、閉塞感というか、空気が家の中に溜まってしまっている気がします。

まず玄関に入って目に飛び込んだのが土の壁。
すこし荒々しい表面の素材感、黄色っぽい土に、木の朱が鮮やかです。

階段から二階を見上げると、大きな窓があって、青空が見えます。

リビングの大きな障子窓には木の陰が映って揺れています。

個人的に私が「おっ」と思ったのは和室に電気をつけていなかったこと。(建主のこだわりだとか)
確かに本来、日本の座敷の天井には、照明なんてついていませんでした。
もともとは行灯など床置きの間接照明が主流。
現在はすっきりした和室の雰囲気を壊さないようダウンライトを仕込んだりしますが
和室は隅々まで明るくなくても、良いように思いました。
昼間は窓からたっぷり光をいれて、夜は行灯をつけて布団に入る。
それで充分だと思いました。

照明計画をしていると、ついデザインで選んでしまったり、やたらと照明をつけてしまうけれど
もとから(エネルギー)電気をつかわない、というのもひとつの選択だなと思いました。
使わない方がいい雰囲気が作れるかもしれない。
そういう照明計画もやってみたいなと考えさせられた一日でした。

新学期

CIMG5631.JPGいよいよ新学期が始まりました!
学校では入学式も無事終了し、落ち着いてきました。
新1年生も、よしやまちをどうぞよろしく。

写真はどんどんと仕上がっていく五条坂のかわさき商店の現場から。
2年生がお手伝いに来てくれています。

職人さんの仕事ぶりはずっと見ていても飽きません!
この日は左官屋さんがむしこ窓の格子を塗っておられました。
私も一度だけ塗ったことがあるのですが
1面目を塗ったら違う面にはみ出て、そこを塗ったらまた違う面に…
という感じで、土をのせるのが本当に大変でした。
職人さんの手にかかった土は、じぃっとしていたり、するすると動いたり、本当に素直です。

この日は庭のハナカイドウも満開で、作業後みんなでお花見をしました。
設計士と大工さんの本音も聞けたりして、とっても楽しい夜になりました!

本当に現場は勉強になります。
新入生も、チャンスがあったらどんどん積極的に現場のお手伝いを経験してください。
こうやって建物は出来ていくんだという実感がわいて、
きっと色んなことに興味が出てくるはずです。









五条坂町家油塗り

CIMG1419.JPGCIMG1463.JPG久しぶりに現場のお手伝いに行ってきました!
改修中の、五条坂の陶器屋さんです。

しばらくの間に随分と改修が進み、
外観もすっかり雰囲気が変わりました。
大工さんの横で、べんがらを塗った柱や梁に
さらにエゴマ油を塗り、拭く作業。

天気が良かったので、すごく気持ちのいい作業日でした!日の光が当たって、油を塗ったところは白く光ってすぐ分かります。

くたくたになったのですが、まだ明るかったので鴨川を歩いて帰りました。桜がもう見ごろです!

春休み中

news.JPGいや~、すっかり春ですねぇ。

京都も桜の開花宣言が出されました。
二条城の向かいの桜ももうお花見できそうです。

学生たちも卒業し、
春休み中のよしやまちは静かです・・・
と、言っているまに入学式ですけど。

庭のハナカイドウが今にも咲きそうです。
待ちに待ったモミジの新芽もたくさん出てきました。

いや~、春です。

地震怖いですね。京都もぼーっとしていられないと思いました。

ありがとうあーきてくてく

CIMG0988.JPG無事、卒業制作展「あーきてくてく」終了いたしました。
一時は作品が揃わなかったりでどうなることかと思われましたが、
最後はみんな笑顔で、この日を迎えることができました。

CIMG0994.JPG1日目の会場の配置を、夜中に移動させ、2日目はガラッと変えてしまったり。ディレクターつじもとさんの常に「より良く」、もっと人に見てもらえるようには…という妥協を許さない心意気と、前向きさにみんなひっぱられていきました。

それに応えてくれた現場部長のさがみさんはじめ設営班。夜中、早朝、疲れていても本当にがんばってくれました。

CIMG0972.JPG夜間代表いずたさんはじめずっと会場で受付や呼び込みをしてくれた人、作品への愛情と、作品の嬉しい&厳しい評価を次に繋げようという意思を感じました。

毎日眠くてしんどくて、大人数でつらい時期もいっぱいあったと思いますが、そんなとき、みんなを笑わせてくれる人の有難さも身にしみました。

CIMG0943.JPG当日は日々向上していく会場とともに?入場者数も上っていき、たくさんの方に見ていただくことができました。学生が作品の質問に答えたり、紹介をしたり、
一般の方との交流もでき、とてもいい刺激になったと思います。

ひとつの展を作るために皆でがんばった、忘れられない数週間となりました。
暖かく支援してくださった先生方、一年生、家族、知人友人、来場者の皆様、本当にありがとうございました!

卒業制作展!!

DSCN8576.jpgはじまっています。朝から晩まで学生たちは大忙し。
まだ見ていない方は、新風館3階まで、急げ~!





DSCN8574.jpg↓卒展のお知らせはコチラtectec.GIF












× CLOSE

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新コメント

[05/19 backlink service]
[06/02 シロヤギ]
[03/11 K]
[02/26 yama]
[08/18 よしやまち子]

ブログ内検索

× CLOSE

Copyright © ひぐらしメモ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]